おはようございます、こんにちは、こんばんは!
閲覧いただきありがとうございます。

早速ではございますが、インターネットの速度が遅いと感じた事はないでしょうか。
ポイントを絞って調べる事で、どの部分に原因があるのか調べる事ができますよ。原因を把握する事で有効な対策を取ることも可能です。すぐに試すことのできる対策方法もありますので、是非参考にしてみてください。

どこに問題があるのか?

大まかに分けてインターネットは以下のような経路を辿り、ご自宅、端末までたどり着きます。インターネットの速度が遅いと感じた時はどこに問題があるのか原因を切り分けて考えると特定しやすくなります。以下は簡単な説明になります。

  1. 回線事業者(プロバイダー)
  2. 回線(光回線・ADSL回線)
  3. 接続環境(ルーターなど)
  4. 利用している端末(パソコン・スマホなど)

1.回線事業者(プロバイダー)

★回線事業者(プロバイダー)とはその名のとおり、インターネットに接続するための回線を提供している会社です。

2.回線(光回線・ADSL回線)

光回線

★光ファイバーという特殊なケーブルを用いたインターネット回線です。主に以下の回線が有名ですね。

・NTT東日本・NTT西日本(サービス名:フレッツ光)
・KDDI(サービス名:auひかり)
・So-net(サービス名:NURO 光)
・UQコミュニケーションズ(サービス名:WiMAX)

ADSL回線

★ADSLはAsymmetric Digital Subscriber Lineの略称で、メタルケーブルを使用した高速デジタルアクセスの技術のこと。もう少しわかりやすく言うと、「従来の電話回線を利用してインターネット通信する方法」となります。

3.接続環境(ルーターなど)

「ルーター」とは、カンタンに説明すると、パソコンやスマホなどの複数の機器を、インターネットに接続するための装置です。ルーターは「どのルートを通してデータを転送すべきか」を判断する「ルート選択機能」を持っています。そのため、道(Route)を指示する者(er)という意味で、「ルーター(Router)」と名付けられました。

つまり、複数の機器のデータの流れを整理して、ネット接続が円滑になるよう交通整理する装置となります。

4.利用している端末(パソコン・スマホなど)

身近な箇所から1つずつ確認をし、問題はないか見ていきましょう。回線事業者(プロバイダー)を変えるのには時間や手間・労力もかかります。事業者の変更を考える前に、まずはできることはないかみて行きしょう。

使用しているパソコン側に問題がある

お使いのパソコンやスマホなど、デバイス側(端末)の原因でインターネットが遅くなっているという可能性もあります。デバイス側(端末)が原因の場合、主に以下のようなケースが考えれます。

使用している機器が古い

古い端末を使っていると、端末がインターネットのスピードについていけない事があります。CPUメモリーに代表されるようなパソコンのスペック自体が低すぎることが問題かもしれません。

例えば、メモリーであれば4Gは最低欲しいところです。また、パソコンが古い場合は、排熱がうまくいかない場合などもあります。

CPUとは

★「デスク上での作業」に例えたものを端的に言うと仕事・作業をしてる人

メモリとは

★「デスク上での作業」に例えたものを端的に言うと「デスクの広さ」

OSが古い

OSが最新の状態になっていなとインターネットの速度が遅くなることもあります。パソコンのOSを最新のものにアップデートされているか確認しましょう。
OSとはOperation System(オペレーティング・システム)の略で、アプリやデバイスを動作させるための基本となるソフトウェアのことです。

セキュリティソフト・常駐ソフトが起動している

セキュリティソフトや、その他の常駐ソフトが多く起動していると速度に影響を及ぼします。不必要あまり使用しない常駐プログラムは解除してみることをおすすめ致します。

HDDの保存容量が少ない

保存容量がいっぱいになるとその端末で作業そのものが遅くなります。いらないアプリケーションや画像、動画などあれば削除しましょう。

また、お使いのPCがウイルスにかかっているとインターネットの通信速度が遅くなる事もあります。パソコンの正常な機能を阻害する他、パソコンの中にある情報を外部に送信してしまうなどの深刻な被害がでる可能性もございます。

ウイルスが大量のデータをインターネット上に送信する事で、回線が圧迫され、スピードが遅くなってしまいます。

接続環境(ルーターなど)

LANケーブルや無線ルーターが原因でインターネットが遅くなっている場合もあります。せっかくASDLから光回線にしたとしても、規格の古いLANケーブルが原因で十分な通信速度が出ていない可能性があります。

LANケーブルは高いものではありまんので、もしお使いのLANケーブルの種類がカテゴリ5など記載されている場合、通信速度が100Mbpsまでしか対応していませんので、6以上のケーブルへ買い替えてみても良いかもしれません。

また、無線ルーターの種類によっては、性能に大きな違いがあります。光回線でも、無線ルーターの通信速度が低ければ意味がありません。ルーターの仕様もチェックしましょう。      

★ここで豆知識★

電化製品のそばや、鏡・水回りなどに無線ルーターを設置するとパフォーマンスが低下することがありますよ。可能であれば、部屋の中心部に設置しまた床への直置きは避けるようにしてくださいね。

直接ルーターに接続してみよう

無線ルーターを介してインターネットが遅いと感じたら、LANケーブルで直接パソコンとルーターを繋いでみてくださ。無線よりも速度も速く、安定性も高いためすぐに通信速度の問題を解決したい場合は試してみてもいいかもしれませんね。

無線ルーターの電源を一度切り、改めて電源を入れると改善される場合もありますので、インターネットが遅いと思ったら一度試してみることをおすすめします。

回線(光回線・ADSL回線)に原因がある

インターネットの回線の種類に問題がある場合もございます。パソコンも新しい、無線ルーターの機能も問題ない、LANケーブルの規格も問題ない、そうなると、回線側を疑った方が良いかもしれませんね。

ADSL回線ではありませんか?

ADSLは電話線を利用したインターネット回線になりますので、光ファイバーを利用する光回線に比べて速度はかなり劣ります。ADSLは2023年でサービスの提供が終了します。ADSLは数年後に使用ができなくなってしまいます

利用時間帯が原因かもしれません

インターネット回線は、一つの回線を分け合って使っています。このため、特に夜の時間帯(18時~22時)など、同時にたくさんの方がインターネットを使用していると、通信速度が遅くなることがあります。時間帯をずらして利用してみて、速度に違いがあるようであれば混雑が1つの原因と考えられます。

配線方式

光回線(光ファイバーケーブル)の配線方式には、「光配線方式」や「VDSL配線方式」などいくつか種類があります。

VDSL方式

VDSL配線方式では、光回線にも関わらず、外から引き込んだ光ファイバーケーブルが、その先、各部屋までは電話回線で配線されているためです。途中からADSLと同じように電話回線での接続になる為、通信速度は落ちてしまいます。

光配線方式

共用スペースから各戸までの配線に光ファイバーケーブルを使用する方式

回線事業者(プロバイダー)側の問題

インターネットが急激に遅くなってしまった場合、通信障害が発生している事が考えられます。契約先のプロバイダーのホームページを確認してみるといいでしょう。何らかの障害が発生していれば障害情報が書かれているはずです。

もし記載がない場合は直接お問い合わせしてみください。通信障害が解決されるのを待ちましょう。

速いインターネットにする

IPv6接続

IPv6接続は、混雑をさけてインターネットに接続ができるしくみです。光回線でも、従来型の方式で接続をしている場合は、IPv6(IPoE)接続のプランに変更することで通信速度のアップが期待できます。

※すべてのプロバイダーIPv6(IPoE)接続の提供があるわけではありませんので注意が必要です。

さいごに

インターネット通信速度が遅くて困っている方は、一度インターネット環境の見直しをおすすめいたします。

記事作成:Fumiya Oshiro/United System