WinActor│エクセルが編集中になってしまう場合の対処方法！！

WinActorでシナリオを作るときに、エクセル関連のライブラリはとても使用頻度が高いですよね。でもシナリオを実行してみると、エクセルが『編集中』になってしまうエラーが・・
「なぜ！？誰も開いていないのに・・」というご経験はありませんか？

「エクセルの不具合かな・・」と思われる方もいるかもしれませんが、手動で作業しているときには同じエラーが発生しないのであれば、原因はWinActorのシナリオです！

十中八九、解決できる方法を、この記事で紹介します。

課題│エクセルが編集中になってしまう

解決のキーワードは、、『待機』です！

＜問題のあるシナリオ例＞

「直前に、『Excel操作（全て閉じる）』を使っているのに編集中のエラーが発生する・・」と悩んでいる方も多いでしょう。実は、『Excel操作（全て閉じる）』でエラーが発生していなければ、そこは正常に動作しています。問題はそのあと。

『ファイルと関連づいているアプリ起動』と『Excel操作（最終行取得）』の間に、待機が無いのです。そのため、PC上でファイルが開ききる前に最終行取得が実行されてしまい、二重起動のような状態が発生しているのです！

＜解決！シナリオ例＞

これで、エクセルが開ききる前に最終行取得が実行される不具合が解消されました！この例では、待機時間を3,000ミリ秒に設定していますが、ノード『ウィンドウ状態待機』を使っても構いません。どうです？解決しましたか？

ご参考までに
このエラーは別のRPAソフトウェア「UiPath」では発生しません。「UiPath」は、処理対象のエクセルを開く大きな部品の中に、エクセルの細々とした部品を組んでいく仕組みになっています。
※WinActorで例えるとライブラリ『グループ』の中に、『値を取得』や『最終行取得』を組んでいくようなイメージです。

処理対象のエクセルを大枠でターゲッティングしてから処理を進めていくので、「編集中エラー」などは発生しないのです。