近年、完全ワイヤレスイヤホンが人気となっており、AmazonなどのECサイトでも多くのメーカーの製品を見かけるようになりました。
また、2020年には新型コロナウィルスの流行に伴い、ZoomやTeamsを活用したWeb会議のニーズが急増し、そこでも完全ワイヤレスイヤホンが使われるようになっています。
(私は完全ワイヤレスイヤホンが好きなので、気になる製品を衝動買いし続けた結果、計8製品も持っていることに気づきました。。)
完全ワイヤレスイヤホンとは
完全ワイヤレスイヤホンとは、文字通り、イヤホンにコードが繋がっていない完全にワイヤレスなイヤホンのことです。類似の製品で、右と左のイヤホンのみコードが繋がっているタイプのワイヤレスイヤホンもあります。
どちらの製品も、スマホ等と直接接続するのではなく、Bluetoothで接続して使用します。
<ワイヤレスイヤホン>
<完全ワイヤレスイヤホン>
Bluetoothの音質
完全ワイヤレスイヤホンはスマホと直接繋ぎませんので、音質が気になるところですね。でも安心してください。ここ数年でBluetoothのバージョンも進化しており、接続の安定性、音質もかなり向上しています。
これは主観になるのですが、コード付きイヤホンと比べても差はほとんどないと思います。
(私は15,000円程度のコード付きイヤホンも持っていますが、完全ワイヤレスイヤホンを使うようになってから、使用する機会はなくなりました。そもそも、、オーディオプラグが使えないスマホも増えていますしね。)
ただし、それぞれの完全ワイヤレスイヤホンには対応している「Bluetoothコーデック」というものがあり、基本的な音質は「Bluetoothコーデック」に依存します。音質や後述する「遅延」が気になる人は、『apt-x』に対応している製品を選びましょう。
<Bluetoothコーデック>
Bluetooth コーデック | 対応機種 | 音質 | 遅延 |
---|---|---|---|
apt-X | android Win10 | かなり良い | 少ない |
AAC | android iOS | 良い | 普通 |
SBC | android iOS | 普通 | 多い |
※「遅延」とは、接続機器とイヤホン側間の『音声の遅延』のことを意味します。完全ワイヤレスイヤホンは、どうしても多少の遅延は発生します。そして遅延の大小も「Bluetoothコーデック」に依存します。音楽であれば、遅延は関係ないのですが、映像と音声が連動する「動画」や「Web会議」であれば、ヒトの口の動きと音声にタイムラグが生じますので、遅延が大きければ違和感を感じてしまいます。
連続使用可能時間は?
完全ワイヤレスイヤホンは小型バッテリーを内蔵していますので、電池式ではなく充電して使用する製品です。連続使用可能時間は製品によりますが、概ね、5時間~10時間といった製品が多いようです。通勤やウォーキング、映画鑑賞、Web会議の使用でも特に支障はないと思います。
※完全ワイヤレスイヤホンの連続使用可能時間を超えるほどの長い会議は止めましょう(笑)
なお、ほとんどの完全ワイヤレスイヤホンは、イヤホン本体の充電機能を備えた収納ケースがセットになっており、使用後、イヤホンをケースに収納するだけで充電が開始されます。
<充電中の様子(赤ランプ、見えます?)>
そして、収納ケース本体はイヤホンを4~5回程度、満充電することが可能です。なので、イヤホン+収納ケースの合計使用時間は、30時間を超える製品も多く存在します。
収納ケース自体の充電を忘れなければ、充電が切れて困ることはありません!
Web会議にも便利です!
Bluetoothに対応しているパソコンであれば、完全ワイヤレスイヤホンを使うことができます!また、Windows10はBluetoothコーデック「apt-X」に対応していますので、遅延も少なく利用することができます。ZoomやTeams等のWeb会議のときに便利ですね。
※ただし、完全ワイヤレスイヤホン自体が「apt-X」に対応していることが前提です。
完全ワイヤレスイヤホンには数多くの種類がありますが、3千円~5千円程度でも充分に使える製品もあります。また、高い防水性能やノイズキャンセリングの機能を備えた製品もありますので、レビューやネット情報で調べて、ご自身の使用用途に合った製品を選びましょう!
念のため。私が知る限り、完全ワイヤレスイヤホンにはこちらの音声を拾う「マイク機能」は標準機能としてついていますが、ZoomやTeams等、Web会議で使用することが前提であれば、「マイク機能」がついているか、念のためご確認ください!
※この記事では、Web会議についてZoomやTeamsで説明しましたが、他のWeb会議システムでも使えます。
追記
私は最近、会社用として「インナーイヤー型」の完全ワイヤレスイヤホンを愛用しています。「インナーイヤー型」とは、耳穴に詰めないタイプのイヤホンで、音楽の迫力にはやや欠けますが、電話やWeb会議の際に使っても周囲の音が聞こえますので、安心感があります!
<耳に詰めない│インナーイヤー型>
<耳に詰める│カナル型>